1980〜1999年の演奏
ヤーノシュ・フェレンチーク/ハンガリー・フィルハーモニー管弦楽団(1981) |
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CD(delta 14567)
1.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(第1楽章リピート:原典版)
2. 〃 /交響曲第4番変ロ長調Op60
ヤーノシュ・フェレンチーク指揮
ハンガリー・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1981年
フェレンチークの「運命」と第4番です。フェレンチークは1969年に「運命」をハンガリー国立管弦楽団と録音しており1976年にかけて交響曲全集を完成していました。この4番と「運命」は全集とは別に録音されたものです。
交響曲第5番「運命」は第1楽章冒頭から速めのテンポでとても厚みのある音を聞かせています。原典版による演奏で隙のない素晴らしいものです。第2楽章はやや速めのテンポですが主題の歌い方がきれいです。第3楽章のホルンの主題が明るく厚みのある響きで素晴らしい。フィナーレは重厚な響きでやや速めの演奏です。主題提示部後半のホルンの高らかなメロディーは実に良い響きです。コーダのホルンの主題は静かで大変きれいな響きがきかれます。プレストから終結はティンパニのたたき方にしびれます。最後のフェルマータは短いですがティンパニも二度打ちが凄いです。
交響曲第4番の序奏がとてもきれいです。第2楽章では冒頭弦楽のやわらかな響きがきれいです。第3楽章の厚みのる響きとフィナーレの力強い演奏、フルートのきれいな響きがききものでしょう。 |
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