1980〜1999年の演奏
カルロス・パイタ/フィルハーモニー交響楽団(1981) |
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CD(Lodia LO-CD781)
1.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(第1楽章リピート:ワインガルトナー版)
2. 〃 /序曲「コリオラン」Op62
カルロス・パイタ指揮
フィルハーモニー交響楽団(1)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
録音 1981年9月(1)
1985年(2)
アルゼンチン生まれの指揮者カルロス・パイタのベート−ヴェンです。
交響曲第5番「運命」は冒頭から低音がよく響く演奏です。フェルマータが長いです。そして流れるような見事な演奏があります。ホルンの響きもきれいです。展開部のよどみない演奏も素晴らしい。オーボエのカデンツァはゆったりとしたアダージョです。再現部のファンファーレはホルンで吹いていました。第2楽章の流麗な演奏は素晴らしいものですが、異様に低弦が厚くなっています。木管四重奏は大変きれいです。第3楽章は序奏のリタルダンド、ホルンの主題と見事な流れです。フーガの迫力も聞きものです。フィナーレは冒頭の厚みのある響きが凄いです。展開部でも金管の爆発的な響きがあります。コーダのホルンの主題のあとにピッコロのきらめきは素晴らしい。プレストから終結は圧倒的な演奏です。金管の強奏が凄いです。最後のフェルマータも長いです。
序曲「コリオラン」の演奏でも低弦の厚い響きが凄いです。またテンポの微妙な変化が聴く者を熱くさせます。 |
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