ウェーバー/コンチェルティーノ

ジョルジュ・バルボトゥ(1969)
LP(エラート OS−2328−RE)ステレオ

1.ウェーバー/クラリネット協奏曲第1番ヘ短調
2.  〃   /ファゴット協奏曲へ長調
3.  〃   /コンチェルティーノ ホ短調
   ジャック・ランスロ(クラリネット)(1)
   ポール・オンニュ(ファゴット)(2)
   ジョルジュ・バルボトゥ(ホルン)(3)
     テオドール・グシュルバウアー指揮
       バンベルク交響楽団
       録音 1969年1月

 ウェーバーのコンチェルティーノはこのレコードが世界初録音でした。このLPは1969年のADFディスク大賞を受賞しています。ランスロの見事な演奏と軽快なオンニュのファゴット協奏曲のあとで聴くホルンの協奏曲は、とても雄大で奥深い響きが印象的です。
 このレコードで初めて聴いたとき、こんな曲を演奏できないと思いました。それをナチュラルホルンのために書いたというのが信じられません。中間部のカデンツァの最後に重音奏法まで指定しているのがまた恐ろしいです。ポラッカの演奏も最高音まで上って行くのは疲れる曲でしょう。このあとバウマンやタックウェルの名演奏が出てきますが、バルボトゥの演奏は今もなお輝きを失っていません。


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