1930年代の演奏

アルトゥーロ・トスカニーニ/ニューヨーク・フィルハーモニック(1931)

CD1(NAXOS 8.110844)  
 ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
     6:11/10:00/4:58/8:55
    (リピート無し:ワインガルトナー版)
CD2(Pearl CDS9922)
 ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
     6:08/9:59/5:00/8:53
     (リピート無し:ワインガルトナー版)

 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
  ニューヨーク・フィルハーモニック
  録音 1931年3月4&6日 
      カネギーホール・ライヴ

 この録音は以前から知られていた1933年の録音の前に初めてライヴ録音されていたSP音源ですが、トスカニーニが発売を拒んでいたために世に出なかったものです。
 交響曲第5番の演奏スタイルは1933年とほとんど変わらないように思います。また第3楽章の序奏でフェルマータをたっぷり伸ばすところも同じでした。カーネギー・ホールの響きは大変良く、録音に使われるようになったことが納得できます。
 この録音も1933年の録音もNBC交響楽団のような凄まじい緊張感はありません。また第1楽章のリピートがないのも特徴です。NBCではリピートしています。


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