1960〜1979年の演奏


レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1963)
CD-R(World Music Express VME-M-CDR-1220/1)

1.アメリカ国歌
2.ウィリアム・シューマン/交響曲第3番
3.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67
 8:14/10:06/5:33/10:48(34分41秒)
   (第1楽章、第4楽章リピート:原典版)

  レナード・バーンスタイン指揮
   ニューヨーク・フィルハーモニック
   録音 1963年8月29日(モノラル)
   ハリウッド・ボウル(野外音楽堂)ライヴ

 バーンスタインのハリウッド・ボウルでのライヴです。野外音楽堂なので残響は少ないです。よく聴くとバーンスタインの足踏みの音がします。
 アメリカ国歌のあと、ウィリアム・シューマンの交響曲第3番が演奏されています。1941年の作品で第1楽章「パッサカリアとフーガ」第2楽章「コラールとトッカータ」になっています。ききやすい音楽です。
 ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は重厚な響きの第1楽章が素晴らしい。気迫に満ちた演奏でバーンスタインの足踏みの音が聞こえます。ホルンのファンファーレは音を割っての強奏です。展開部はこちらも緊張感あふれる演奏、オーボエのカデンツァはゆったりと吹いています。再現部のファンファーレはファゴットでした。コーダの運命の主題はしっかり強調しています。 
 第2楽章のさわやかな演奏が素晴らしい。主題が流れるように響きます。木管四重奏の音もさわやかです。第3楽章は序奏のフェルマータが消えないうちにホルンの主題が演奏されます。フーガの見事な流れも素晴らしい。フィナーレの冒頭は厚みのある響きになっています。ホルンの主題の音量も抜群です。リピートがあります。展開部の流れも素晴らしいものになっています。第3楽章の回帰前にテンポルバートしています。再現部の厚い響きも見事です。コーダのホルンの主題もきれいです。プレストからの演奏も圧倒的で、和音の連続から最後のフェルマータまで息もつけないほどの緊張感があります。フェルマータが長いです。長い拍手のあとにバーンスタインのコメントまで収録されています。


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