ベートーヴェン/ホルン・ソナタ

バリー・タックウェル(1974)


LP(ロンドン SLA−6175)
CD1(LONDON UCCD-3861)
CD2(DECCA 475 7463)2枚組
LP
1.ベートーヴェン/ホルン・ソナタ へ長調Op17
2.シューマン/アダージョとアレグロ変イ長調Op70
3.ダンツィ/ホルン・ソナタ第1番変ホ長調Op28
4.サン=サーンス/ロマンスOp67
  バリー・タックウェル(ホルン)
  ウラディミール・アシュケナージ(ピアノ)
   録音 1974年1月、3月&12月
CD1
1.モーツァルト/ピアノと管楽の為の五重奏曲
                 変ホ長調K452
2.ベートーヴェン/ピアノと管楽の為の五重奏曲
                 変ホ長調Op16
3.   〃   /ホルン・ソナタ ヘ長調Op17
   ウラディミール・アシュケナージ(ピアノ)(1〜3)
   バリー・タックウェル(ホルン)(3)
   ロンドン管楽合奏団(1&2)
   テレンス・マクドナー(オーボエ)
   ジャック・ブライマー(クラリネット)
   アラン・シヴィル(ホルン)
   ウィリアム・ウォーターハウス(ファゴット)
     録音 1966年3月(1&2)
        1974年12月(3)
CD2バリー・タックウェルの芸術
Disc1
1.クネヒトル/ホルン協奏曲ニ長調
2.ケルビーニ/ホルンと弦楽の為のソナタ第2番
3.ダンツィ/ホルン・ソナタ第1番変ホ長調Op28
4.M・ハイドン/ホルン協奏曲ニ長調
5.ベートーヴェン/ホルン・ソナタ へ長調Op17
6.モーツァルト/ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
  バリー・タックウェル(ホルン)
アイオナ・ブラウン/アカデミー室内管弦楽団(1)
ネヴィル・マリナー/アカデミー室内管弦楽団 (2&4)
  ウラディミール・アシュケナージ(ピアノ)(3&5)
  ペーター・マーク/ロンドン交響楽団(6)
   録音 1985年9月(1)1963年11月(2)
       1974年12月(3&5)
       1967年6月(4)1961年4月(6)
Disc2
1.F・シュトラウス/ホルン協奏曲ハ短調Op8
2.サン=サーンス/ロマンスOp67
3.R・シュトラウス/月光の音楽〜歌劇「カプリッチョ」より
4.   〃   /ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op11
5.   〃   /アンダンテ
6.   〃   /ホルン協奏曲第2番変ホ長調
7.ホディノット/ホルン協奏曲Op65
  バリー・タックウェル(ホルン)
  ケルテス/ロンドン交響楽団(1、4&6)
  ウラディミール・アシュケナージ(ピアノ)(2&5)
  ウラディミール・アシュケナージ指揮
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(3)
  アンドリュー・デイヴィス指揮
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(7)
   録音 1966年6月(1&4)1974年12月(2)
       1990年2月(3&5)
       1966年2月(6)1973年3月(7)

 LPはタックウェルとアシュケナージという夢の組み合わせでのソロ・アルバムでした。1976年12月の発売。ダンツィは同じ1974年にベドルジヒ・ティルシャルが録音していました。
 ベートーヴェンのソナタはタックウェルのまろやかな音色で独自の音楽を作り上げています。メリハリをつけた演奏でタックウェルのベートーヴェンの楽しい世界があります。サン=サーンスのロマンスは作品36の方が有名ですが、この作品67も魅力的な作品です。
 CD1はアシュケナージが若いときにロンドン・ウィンド・ソロイスツと録音したモーツァルトとベートーヴェンのピアノと管楽の為の五重奏曲です。ロンドンの管楽器の名手達との演奏は素晴らしいものです。アシュケナージはこの当時モーツァルトのピアノ協奏曲をロンドンで録音していましたので、同時期に企画されたものでしょう。タックウェルのベートーヴェンのホルン・ソナタがカップリングされています。
 CD2はタックウェルがDECCAに録音した作品の集大成といえます。ベートーヴェンとダンツィのソナタは初CD化です。もう1曲ホディノットのホルン協奏曲はタックウェルの為に書かれた作品ですが、LPで発売されて以来国内盤もなく、2006年になってやっとCD化されました。魅力的な曲です。
  ケルビーニは1回目の録音です。80年代に国内盤で発売されたことがあります。R・シュトラウスの協奏曲は名盤のケルテス指揮の旧録音です。F・シュトラウスも収録された贅沢な2枚です。


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