ベートーヴェン/ホルン・ソナタ

ヘルマン・バウマン(1986)

CD1(PHILIPS 32CD−618  416 816−2)
CD2(PHILIPS PHCP−3858)

 ホルン作品集
1.チェルニー/アンダンテとポラッカ
2.ベートーヴェン/ホルン・ソナタ ヘ長調Op17
3.ロッシーニ/前奏曲、主題と変奏
4.クルフト/ホルン・ソナタ ホ長調
5.R・シュトラウス/アンダンテ
   ヘルマン・バウマン(ホルン)
   レナード・ホカンソン(ピアノ)
   録音 1986年1月15〜17日

 これはレナード・ホカンソンとの共演でホルンとピアノのための作品を録音したものです。
  ベートーヴェンのソナタは1969年にナチュラルホルンを吹いて録音していましたが、他の曲は初めての録音でした。
 この中ではピアノのエチュードで知られるチェルニー(ツェルニー)の作品が珍しく世界初録音でした。とてもきれいな作品です。
 ベートーヴェンのソナタは表現力豊かです。それからこの録音ではホカンソンのピアノが素晴らしくて、きれいな音と演奏は聞き惚れます。
 ロッシーニはこの録音では第3変奏の別ヴァージョンを加えて演奏しておりよく聞きますと違いがわかります。
 クルフトはこの時点では初録音でした。ベートーヴェン時代の曲でロマン的な情緒あふれる作品です。この曲は90年代にローウェル・グリーアとヤン・シュレーダーがどちらもナチュラルホルンで録音しています。またグリゴリー・ハスティスはヘ長調版で録音しています。
 R・シュトラウスのアンダンテは80年代になってタリアーニとハンス・ピツカが録音してから一気に有名になり、この曲をレパートリーに加える奏者が増えました


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