1929年までの演奏

アルトゥーロ・トスカニーニ/ミラノ・スカラ座管弦楽団
CD(FONO FONO 1047)

ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」より
    第4楽章 (8:40)

 アルトゥーロ・トスカニーニ/ミラノ・スカラ座管弦楽団
  録音 1920年12月23日

 このCDはトスカニーニのファースト・アルバムを1枚にまとめたものです。その中に第5番の第4楽章が収録されています。LPでも100枚セットの中に入っていました。
 演奏はアークスティック録音という方式で狭い録音スタジオに楽団が入り込んで録音していますので、バランスは悪いです。コントラバスの補強にチューバを使っているのがよくわかります。ヴィオラの内声部がはっきり聞こえたり、ヴァイオリンが6〜7人でやってるように聞こえたり熱演の様子はよくわかります。ティンパニはたたいているかどうかわかりません。ほとんど聞こえてきませんでした。
 トスカニーニは録音には積極的だったといいます。このCDにも「真夏の夜の夢」のスケルツォと結婚行進曲が収録されていますが、絶妙な演奏です。電気録音になってからニューヨーク・フィルとたくさん録音しているのも納得できます。 


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