モーツァルト/ホルン五重奏曲

デニス・ブレイン(1944)


CD1(LONDON 425 960−2)
CD2(オーパス蔵 OPK7014)
CD3(DECCA POCL-4704 466 288-2)

CD1&CD3
1.モーツァルト/ピアノ四重奏曲第1番K478
2.  〃    /ピアノ四重奏曲第2番K493
3.  〃    /ホルン五重奏曲変ホ長調K407
  サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)(1&2)
   アマデウス弦楽四重奏団(1&2)
  デニス・ブレイン(ホルン)(3)
   グリラー弦楽四重奏団(3)
   録音 1952年9月9〜11日(1&2)
       1944年10月6&25日(3)
CD2
モーツァルト/ホルン協奏曲全集
1.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412&514
2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
3.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
4.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
5.ホルン五重奏曲変ホ長調K407
   デニス・ブレイン(ホルン)(1〜5)  
   ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
    フィルハーモニア管弦楽団(1〜4)
    グリラー弦楽四重奏団(5) 
   録音 1953年11月12、13&23日(1〜4)
       1944年10月6&25日(5)

 クリフォード・カーゾンとアマデウス弦楽四重奏団によるモーツァルトのピアノ四重奏曲2曲はモノラル初期の名盤でした。音質もよく、モーツァルトの響きの素晴らしさがあります。(CD1とCD3)
 ホルン五重奏曲はブレイン最初の録音で1944年のSP録音でした。この時のホルンはラウーのF管ホルンのようです。Fシングルのやや不安定な音が時々聞こえます。しかしながら見事なモーツァルトでした。第1楽章のブレインらしい滑らかな演奏、響く低音が素晴らしい。第2楽章のアンダンテはレガートの美しいホルンがきれいです。録音の古さを感じさせません。第3楽章のアレグロは滑らかなホルンでメリハリのある演奏がさすがに素晴らしいものです。23歳の若きデニス・ブレインの完璧なホルンにしびれます。CD1は1990年発売のアメリカ盤、CD2はOPUS盤でホルン協奏曲全集とのカップリング、CD3は1999年発売ポリグラム盤。


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