モーツァルト/ホルン五重奏曲

バリー・タックウェル(1983)



CD1(LONDON F32L−50563)
LP(ロンドン L75C-1786/8)3枚組
CD2(ロンドン POCL-4022/4)3枚組
CD3(DECCA 475 7104)2枚組

CD1 モーツァルト/ホルン作品集
1.管楽器のための協奏交響曲変ホ長調K297b
2.ホルン五重奏曲変ホ長調K407
3.ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調K452
   デレク・ウイッケンズ(オーボエ)(1&3)
   ロバート・ヒル(クラリネット)(1&3)
   マーティン・ガット(ファゴット)(1&3)
   バリー・タックウェル(ホルン)(1〜3)
     バリー・タックウェル指揮
       イギリス室内管弦楽団(1)
   ガブリエリ四重奏団員(2)
    ケネス・エセックス(ヴィオラ)(2)
    ジョン・オグドン(ピアノ)(3)
     録音 1983年6月&7月

LP&CD2&3 モーツァルト/ホルン作品全集
 1.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
 2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
 3.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
 4.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
 5.管楽器のための協奏交響曲K297b  
 6.フラグメント変ホ長調K370b
 7.コンチェルト・ロンド変ホ長調K371
 8.歌劇「イドメネオ」より「もし父を失うならば」
 9.ロンド ニ長調K514
10.フラグメント ホ長調K494a(K.Anh98a)
11.ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調K452
12.ホルン五重奏曲変ホ長調K407
13.ホルンのための二重奏曲K487より
      第1曲、第3曲、第6曲  

  バリー・タックウェル(ホルン&指揮)
   イギリス室内管弦楽団(1〜10)
   シェイラ・アームストロング(ソプラノ)(8)
  デレク・ウイッケンズ(オーボエ)(5)(11)
  ロバート・ヒル(クラリネット)(5)(11)
  マーティン・ガット(ファゴット)(5)(11)
  ジョン・オグドン(ピアノ)(11)
  ガブリエリ四重奏団員(12)
  ケネス・エセックス(ヴィオラ)(12)
    録音 1983年6月&7月

 CD1はモーツァルトのホルン作品全集から3曲を選んでカップリングしたものです。タックウェルは自分で指揮をして、自在な演奏をしています。
  協奏交響曲は初めての録音でした。タックウェルのホルンとウイッケンズのオーボエ、ヒルのクラリネット、ガットのファゴットの4人による演奏は息のぴったり合った素晴らしいモーツァルトになっています。
  またホルン五重奏曲も初めての録音ですが見事な腕前を披露しています。聴けば聴くほど素晴らしい名演です。
  ピアノと管楽器のための五重奏曲は1989年に52歳で亡くなったオグドンをピアニストに迎えた貴重な録音でした。
 LPとCD2&CD3はモーツァルトのホルン作品を全て集めたもので、フラグメントのK370bとロンドK514は初めて世に出た作品でした。特にタックウェルが苦労して集め、構成したK370bはナチュラルホルンでは演奏が困難だったでしょう。K514は最近では単独で録音されるようになりました。
 ホルンのための二重奏曲は12曲でできていますが、モーツァルトの自筆稿が存在するのは第1、3、6曲だけで、あとの9曲は他人の作の公算が大きいとしてタックウェルは3曲しか録音しませんでした。なおこの曲では二重録音をしています。
 この全集は全曲CD化されました。ホルン協奏曲とフラグメントは1枚物で発売されています。


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