モーツァルト/ホルン五重奏曲
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CD1(TELDEC 4509−97451−2)
CD2(TELDEC WPCS−6136)
1.ベートーヴェン/七重奏曲変ホ長調
2.モーツァルト/ホルン五重奏曲変ホ長調
ベルリン・ゾリステン
ベルント・ゲラーマン(ヴァイオリン)(1、2)
ライナー・モーグ(ヴィオラ)(1、2)
ベルンハルト・ハルトグ(ヴィオラ)(2)
イェルク・バウマン(チェロ)(1、2)
クラウス・シュトール(コントランバス)(1)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)(1、2)
ミラン・トゥルコヴィチ(ファゴット)(1)
カール・ライスター(クラリネット)(1)
録音 1990年5月(1)
1990年11月(2)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチが参加していたベルリン・ゾリステンのベートーヴェンとモーツァルトの室内楽作品です。
ベートーヴェンの七重奏曲は第1楽章の序奏からよい響きが流れます。主部はライスターのクラリネットとゲラーマンのヴァイオリンの演奏が素晴らしいです。展開部のホルンのソロは響きが大変きれいです。クラリネット、ファゴットとホルンの和音が大変きれいな響きです。再現部も大変良い響きです。ホルンがきれいです。ヴァイオリンの演奏は大変素晴らしい響きです。第2楽章「アダージョ・カンタービレ」はクラリネットのきれいな主題に始まりヴァイオリンに受け継がれます。ヴァイオリンの響きが大変素晴らしいです。ファゴットとホルンのソロもあります。中間部に聞かれるホルンの哀愁的な主題がきれいです。ヴラトコヴィチのホルンがホールに響き渡ります。ライスターのクラリネットは素晴らしい響きです。
第3楽章「メヌエット」は親しみやすい主題に始まります。ヴァイオリンで始まり、木管に受け継がれていきます。トリオにはホルンの鮮やかなソロがあります。楽しそうです。第4楽章の主題と変奏は軽快な主題が大変きれいです。続く変奏は弦楽の響きがきれいです。ヴァイオリンと木管楽器の変奏が楽しそうに聞こえます。ファゴットとクラリネットの変奏もきれいです。ホルンの変奏も良い響きです。
第5楽章「スケルツォ」はホルンで始まります。このホルンがリードするところが楽しいです。ヴァイオリンの細かいフレーズもきれいです。トリオではチェロが力強く歌います。このスケルツォは素晴らしい演奏です。第6楽章は序奏でホルンが哀愁的な主題を吹いています。ヴァイオリンが続きます。プレストからは息の合った見事なアンサンブルを聞かせます。ヴァイオリンが主題を提示します。ホルンの響きがまた素晴らしいです。木管もきれいな演奏です。後半にヴァイオリンのカデンツァが入ります。この七重奏曲は絶賛したい名演奏です。
モーツァルトのホルン五重奏曲は第1楽章のヴラトコヴィチのホルンが明るい響きです。タンギングもレガートもきれいなもので素晴らしい演奏です。弦楽も緻密な演奏です。ヴァイオリンは良い響きです。第2楽章のアンダンテはホルンの美しさが聞きものです。弦楽もモーツァルトの天国的な美しさがあります。見事な演奏です。第3楽章のロンドの演奏もきれいな響きです。滑らかなホルンでハイトーンもよく響きます。弦楽も良い響きです。短いカデンツァが入ります。ヴラトコヴィチのホルンは大変素晴らしい演奏です。 |
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