モーツァルト/ホルン五重奏曲

スティーヴン・ベル(1995)
CD(ASV CD DCA968)

モーツァルト/室内楽曲集
1.弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K458「狩」
2.オーボエ四重奏曲へ長調K370
3.ホルン五重奏曲変ホ長調K407

  ニコラス・ダニエル(オーボエ)(2)
  スティーヴン・ベル(ホルン)(3)
  リンゼイズ
  ピーター・クロッパー(ヴァイオリン)
  ロナルド・バークス(ヴァイオリン)(1&2)
      〃    (ヴィオラ)(3)
  ロビン・アイアランド(ヴィオラ)
 バーナード・グレゴール=スミス(チェロ)
  録音 1995年9月25&26(1)
      1995年12月18日(2&3)

 リンゼイ四重奏団のモーツァルトです。弦楽四重奏曲「狩」と管楽器を含む室内楽2曲が演奏されています。
 弦楽四重奏曲第17番変ロ長調「狩」は勢いのある冒頭が特徴でありハイドンの影響が濃い作品とされています。全楽章美しい響きの耐えない作品です。
 オーボエ四重奏曲へ長調はモーツァルトの数少ないオーボエ作品のひとつですが、モーツァルトの天才的なきれいなメロディがあふれる名曲です。
 ホルン五重奏曲変ホ長調は弦楽四重奏の第2ヴァイオリンをヴィオラに替えてヴィオラを2つにした編成で演奏されます。ロイトゲープのためにモーツァルトが書いた室内楽版のホルン協奏曲といってもよい名曲です。スティーヴン・ベルの演奏は流麗なホルンできれいなレガートが素晴らしく、理想的なモーツァルトです。第2楽章の美しい響きは絶品でしょう。第3楽章の鮮やかなタンギングと流麗な主題の演奏が聞きどころ。短いカデンツァも素晴らしい。


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