1980〜1999年の演奏
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1982) |
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CD-R(LANNE HISTORICAL LHC-7088)
1.ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲
2.ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
3.リスト/ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
4.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(第1楽章リピート:原典版)
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)(3)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1982年5月14日ライヴ
ベルリン/フィルハーモニーホール
ベルリン・フィル創立100周年の演奏会にロストロポーヴィチが指揮台に立ちました。FMで放送されたときは驚いた記憶があります。序曲が2曲演奏されています。
ウェーバーの「魔弾の射手」序曲はハウプトマンをトップにホルンの素晴しい響きが聞かれます。ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」は華やかな響きの音楽です。プログラムとしては面白いです。管楽器の名演が聞きものです。
リストのピアノ協奏曲第1番を弾くエンゲラーはフランスの女流ピアニストで1974年のチャイコフスキー・コンクールに入賞しています。
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は第1楽章冒頭、速いテンポ、圧倒的な音量で始まります。ホルンのファンファーレは力強く鮮やかな響きです。ホールの響きがよいときれいです。展開部の弦楽と木管の勢いのある演奏は素晴らしく、よどみのないパワフルな演奏です。オーボエのカデンツァがまたきれいです。きれめなくヴァイオリンが入ってきます。再現部ではファゴットのファンファーレを原典版通りに吹いています。フルートのきれいな響きも印象的です。第2楽章はチェリスト、ロストロポーヴィチの歌わせ方に興味がつきません。低弦の強調、金管の強奏、木管楽器の美しい響きと流れるような演奏に聞きほれてしまうでしょう。フルートはツェラーのようです。第3楽章は序奏に続くホルンの強奏が素晴しい。木管楽器の響きもきれいです。フーガの演奏は弦、管ともにパワフルな演奏です。フィナーレはやや速めのテンポで厚い響きを出しています。展開部では木管楽器、中でもフルートの響きが素晴しいです。金管の厚みのある響きも素晴しい。第3楽章の回想のオーボエが大変きれいに響きます。再現部はコーダのホルンの主題が明るく響きます。プレストからは速いテンポで圧倒的な演奏でした。特に金管のパワーに圧倒されます。 |
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