1980〜1999年の演奏
オトマール・スウィトナー/NHK交響楽団(1986) |
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CD(NHK KICC-3079)
1.ベートーヴェン/交響曲第6番ヘ長調Op68「田園」
2. 〃 /交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(リピート無し:原典版)
オトマール・スウィトナー指揮
NHK交響楽団
録音 1986年12月12日
NHKホール・ライヴ
このアルバムはスウィトナーがN響と演奏した「運命」と「田園」です。スウィトナーはベルリン・シュターツカペレとの全集録音がありますが、ここでも「田園」はさわやかで感動的な演奏をきかせています。フィナーレのホルン・ソロのうまさは素晴らしい。
交響曲第5番「運命」は第1楽章冒頭のどっしりと重みのある響きが素晴らしいです。この楽章では珍しく提示部のリピートがありません。展開部の淀みない演奏、オーボエのカデンツァの美しさがあります。再現部のファゴットのファンファーレは原典版通りファゴットが吹いています。第2楽章の程よいテンポで歌う主題はきれいです。第3楽章はリピートなしの原典版によります。ホルンの主題は力強いです。フィナーレも重厚な響きに圧倒されます。微妙なテンポの変化があります。リピートはありません。ライヴとはいえ全楽章リピートなしは珍しいですが展開部の圧倒的な響きは凄いです。コーダのホルン、ピッコロの響きのよさ、プレストからのスピード感あふれる圧倒的な演奏は素晴らしいものです。 |
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