1980〜1999年の演奏
広上 淳一/日本フィルハーモニー交響楽団(1997) |
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CD(日本フィル自主制作 JPS-34CD)
1.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
2.モーツァルト/交響曲第41番ハ長調「ジュピター」
広上 淳一指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
録音 1997年6月29日ライヴ(1)
1997年7月13日ライヴ(2)
日本フィルハーモニー自主制作盤の1枚。広上淳一による「運命」と「ジュピター」です。
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は第1楽章の重厚な響きが素晴らしい。大オーケストラが作り出す厚い響きです。冒頭の長めのフェルマータが聞き物です。第2楽章のゆったりとした演奏はこの楽章の美しい響きを引き出すものです。木管が気の響きがきれいです。第3楽章序奏では低弦の強奏、ホルンの主題の強奏があります。テンポはやや遅いのでフーガの流麗な演奏が見事。フィナーレの重厚な響きは凄いです。展開部の木管がきれいです。コーダの和音のあとに演奏されるホルンの美しさとピッコロの上昇音が素晴らしく、プレストから終結は圧倒的な響きでした。
モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」は第40番ト短調と共に有名ですが、弦楽の透明感とレガートの使い方が難しい曲です。広上の演奏は厚みのある響きと美しい響きをうまく引き出した名演といえましょう。第2楽章の弦楽、第3楽章の管楽器と申し分ありません。 |
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