田園交響曲

シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団(1955)

CD1(RCA BVCC−7904)
CD2(RCA BVCC−38426)

ベートーヴェン/名演集
1.交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
2.交響曲第6番ヘ長調Op68「田園」
3.序曲「コリオラン」Op62

  シャルル・ミュンシュ指揮
    ボストン交響楽団
   1955年5月2日ステレオ録音(1)
   1955年8月16日ステレオ録音(2)
   1956年2月26&27日ステレオ録音(3)
     ボストン・シンフォニー・ホール

 フランスの名指揮者ミュンシュがボストン交響楽団の常任だった時の名演奏です。
 交響曲第5番「運命」は1955年5月2日の録音で、この曲の初めてのステレオ録音でした。ところがこの録音は長いこと疑似ステレオで発売されていました。95年のCD発売も疑似ステレオ、オリジナルステレオは1998年の発売でやっと聴けるようになりました。まさかオリジナルでなかったとは思いませんでしたが、聞き直してみますとやはり見事な疑似ステレオでした。演奏は気迫に満ちた抜群の演奏です。第4楽章の堂々とした重厚な響きは素晴らしい。
 交響曲第6番「田園」はやや速めの第1楽章ですが、「田舎についた時の楽しい気分」そのものでしょう。「コリオラン」のスピード感豊かな演奏はトスカニーニを意識したかのような気迫に満ちた演奏です。


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