田園交響曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1969) |
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CD(MELODIYA MEL CD1001512)
1.ベートーヴェン/「コリオラン」序曲Op62
2. 〃 /交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(第1楽章リピート:ワインガルトナー版)
3. 〃 /交響曲第6番ヘ長調Op68「田園」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音1969年5月28日
モスクワ音楽院大ホール・ライヴ
カラヤン/ベルリン・フィルが当時のソ連を訪問してモスクワで演奏したときのライヴです。「田園」は先にライヴ盤が発売されましたが同じ日の演奏で「コリオラン」と「運命」が1枚に収録されて2008年に発売されました。
「コリオラン」は冒頭のティンパニの強打が宇野功芳のライヴを思わせる爆演に近いものです。カラヤンとしては珍しいですが、恐らく当時のモスクワの聴衆を喜ばせたのではないでしょうか。
「運命」は基本的には1962年の録音に近いですが、ティンパニが目立つのはホールのせいでしょうか。第1楽章のホルンはザイフェルトらの鮮やかな演奏が素晴らしい響きを出しています。第3楽章からフィナーレに突入するときのティンパニのたたき方が凄いです。またフィナーレの終結で最後の長いフェルマータとティンパニの一打で終わる劇的な演奏はモスクワの聴衆を興奮させたことでしょう。
「田園」は速めのテンポで颯爽とした第1楽章がきれいです。ツェラーの美しいフルートが響きます。第2楽章もやや速めのテンポです。また終結のフルート、オーボエ、クラリネットの掛け合いが素晴らしく、ツェラーの夜うぐいすは鳥のようです。第3楽章ではコッホのオーボエ、ライスターのクラリネット、ザイフェルトのホルンが聞きものです。第4楽章の「嵐」は爆演ともいえるほどの迫力です。第5楽章は美しい限りです。 |
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