第七交響曲

ロリン・マゼール/クリーヴランド管弦楽団(1978)

LP(CBS SONY 00AC1313〜20)8枚組
CD(SONY SB5K93045)5枚組

ロリン・マゼール/ベートーヴェン/交響曲全集
LP1
1.交響曲第1番ハ長調Op21
2.交響曲第2番ニ長調Op36
LP2
1.交響曲第3番変ホ長調Op55「英雄」
LP3
1.交響曲第4番変ロ長調Op60
2.交響曲第8番ヘ長調Op93
LP4
1.交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
2.歌劇「フィデリオ」序曲Op72c
LP5
1.交響曲第6番ヘ長調Op68「田園」
LP6
1.交響曲第7番イ長調Op92
LP7
1.交響曲第9番ニ短調Op125「合唱付」
   第1楽章〜第3楽章
LP8
1.交響曲第9番ニ短調Op125「合唱付」
   第4楽章
2.「エグモント」序曲Op84
3.序曲「レオノーレ」第3番Op72b

  ルチア・ポップ(ソプラノ)(9番)
  エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)(9番)
  ジョン・ヴィッカース(テノール)(9番)
  マルッティ・タルヴェラ(バス)(9番)
  ロリン・マゼール指揮
   クリーヴランド管弦楽団
   クリーヴランド管弦楽団合唱団(9番)
  録音 1978年4月28&29日(1番、2番)
      1977年10月24日(3番&5番)
      1977年10月25日(4番)
      1978年2月24日(6番)
      1978年2月23日(7番)
      1978年4月28日録音(8番) 
      1978年10月13〜15日(9番)
      1977年10月24日(3つの序曲)

 マゼール初のベートーヴェン交響曲全集です。常任指揮者だったクリーヴランド管弦楽団と1年という短期間で録音しました。どちらかといえば硬い感じのベートーヴェンでしょう。
 交響曲第5番「運命」は冒頭の主題をスタッカート気味に演奏しており厚みのある響きがあります。
 交響曲第6番「田園」も渋い演奏です。表題音楽としてではなく純音楽としての捉え方と思われます。交響曲第7番はリズムを前面に押し出してくる作品だけに弾むような演奏はとても好感がもてます。フィナーレが面白いです。ホルンの強奏がありますし、流れにのった抜群の響きがあります。
 交響曲第3番「英雄」はこの中でも最も良い響きを作り出しています。やや速めの演奏ながらセル以来の名演になりました。交響曲第9番「合唱」のフィナーレではタルヴェラの「オー、フロイデ」に感動です。


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