シューマン/アダージョとアレグロ

ルイ=フィリップ・マルソレ(2022)

CD(ATMA Classique ACD2 2874)

1.クララ・シューマン/3つのロマンスOp22
2.シューマン/3つのロマンスOp94
3.  〃  /幻想小曲集Op73
4.  〃  /アダージョとアレグロ変ロ長調Op70
5.  〃  /小さな子供と大きな子供のための
     12の連弾小品Op85〜第12曲「夕べの歌」
6.  〃  /アンダンテと変奏曲変ロ長調Op46
  ホルン編:ルイ=フィリップ・マルソレ(1〜3,5)

 ルイ=フィリップ・マルソレ(ホルン)(1〜6)
 デイヴィッド・ジャルベール(ピアノ)(1〜6)
 フィリップ・チウ(ピアノ)(6)
 キャメロン・クロズマン(チェロ)(6)
 ステファン・テトロー(チェロ)(6)
 録音 2022年11月1〜3日
 ケベック、ドメーヌ・フォルジェ、コンサートホール

 ルイ=フィリップ・マルソレがクララ・シューマンとロベルト・シューマンの室内楽をホルンで演奏したものです。
 クララ・シューマンの「3つのロマンス」はヴァイオリンのための作品です。これをホルンで演奏するのもいいいものです。マルソレのホルンは第1曲から見事な演奏です。第2曲もきれいな演奏です。第3曲も素晴らしい演奏です。
 シューマンの「3つのロマンス」はオーボエまたはクラリネットのための作品です。マルソレのホルンは第1曲からロマンティックな演奏です。第2曲は迫力のある演奏が聴かれます。第3曲もきれいな演奏です。
 シューマンの「幻想小曲集」はクラリネットのための作品ですが、チェロでも演奏されます。3つの小品です。マルソレのホルンは第1曲からきれいな演奏です。第2曲は華やかな響きで見事な演奏です。第3曲も素晴らしい演奏です。
 シューマンの「アダージョとアレグロ」はマルソレが2006年にも録音していました。アダージョのきれいな響きは素晴らしいです。低音から高音まできれいな演奏です。アレグロは華麗な響きの演奏です。滑らかで快適なホルンが聴かれます。見事な演奏です。
 シューマンの「小さな子供と大きな子供のための12の連弾小品」から第12曲の「夕べの歌」はピアノ連弾のための作品です。マルソレは主題をホルンで演奏しているようです。子供のための作品らしく、ゆったりとしたきれいな作品です。見事な演奏です。
 シューマンの「アンダンテと変奏曲」は2台のピアノ、2つのチェロとホルンの為の作品です。冒頭から2台のピアノと2つのチェロが演奏しますので、あまりホルンは目立ちませんが、途中からホルンが響きます。変奏曲ではホルンがきれいに響きます。2つのチェロがきれいに響くとピアノがきれいに響いて、やがてテンポが変わってホルンがきれいに変奏主題を演奏します。後半はチェロとホルンの活躍があります。見事な演奏です。


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