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2000年代の演奏
| グスタフ・クーン/ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団(2005) |
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CD(col legno classics WWE 1CD 60001)
1.ベートーヴェン/交響曲第1番ハ長調Op21
2. 〃 /交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(第1楽章&第4楽章リピート:原典版)
グスタフ・クーン指揮
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
録音 2005年11月11〜15日ライヴ
グスタフ・クーンがイタリアのボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団を指揮したベートーヴェン交響曲全集の1枚です。
小編成のオーケストラの響きは内声部がよく聞こえる良さがあります。
交響曲第1番は第1楽章冒頭から大変充実した響きを出しています。イタリアのオーケストラらしい響きというよりもむしろドイツ的で弦の弾き方もピリオド奏法をとりいれたり構築性の高い演奏です。
交響曲第5番「運命」は20世紀の演奏に近く、第1楽章は演奏時間に7分44秒をかけています。冒頭は弦の厚みのある響きが素晴らしい。テンポは最近の速いテンポの演奏とは違い「運命」の響きをしっかり出しています。第2楽章はゆったりとしたテンポで主題を歌っています。木管四重奏は良い響きを出していて好印象です。第3楽章は5分39秒をかけており充実した響きを出しています。フーガの演奏は速さではなく響きを大切にしたものです。フィナーレの冒頭は大オーケストラのような厚い響きを出しています。提示部のリピートがありますが、リピートでは金管の響きが大きくなっています。コーダのホルンの主題は実にきれいです。プレストからは圧倒的な演奏で終わると聴衆の興奮が伝わってきます。録音の良さは抜群です。 |
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