1960〜1979年の演奏
ハンス=ユルゲン・ワルター/ハンブルク放送交響楽団 |
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LP1(コロンビア MS-1001-AX)ステレオ
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
7:47/10:13/5:39/8:35
(第1楽章リピート:ワインガルトナー版)
ハンス=ユルゲン・ワルター指揮
ハンブルク放送交響楽団
LP2(テイチク UDL−3044〜3045−V)ステレオ
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
7:54/10:20/5:37/8:42
(第1楽章リピート:ワインガルトナー版)
アルトゥール・ワインベルク指揮
ハンブルク交響楽団
録音 1960年代
LP1は1969年当時レコードの普及盤としてコロンビアが他のメーカーに先駆けて1000円の廉価盤を発売した中の1枚です。ジャケットはハンブルク放送交響楽団となっていますが、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団と同一かどうかは不明です。またLP2のほうは演奏がアルトゥール・ワインベルク/ハンブルク交響楽団となっていますが、同一音源です。音質はLP1のほうがはるかに良い音です。
交響曲第5番は全体として立派な演奏ですから、普及盤としては及第点をあげられます。聴きやすい第1楽章は「運命」を聴く楽しさを味わうことができます。第2楽章で特徴的なのが第3変奏の木管のところで167、169、171、173小節の頭の8分音符をスタッカートしていることです。これはイッセルシュテットの演奏でも同じでした。
第3楽章もなかなか良い演奏です。しかもこの録音は音質が大変良いのです。ですから楽器の音がきれいです。フーガは見事な演奏でした。
フィナーレもよく響いています。買った当時は1度くらいしか聞きませんでした。久々に聴くとなかなかの演奏です。
なおLP1B面の未完成は渡辺暁雄/日本フィルの見事な演奏が聴けます。 |
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