モーツァルト/ホルン協奏曲

3番/ミロスラフ・シュテフェック(1966)

CD1(SUPRAPHON 11 1935−2)
CD2(SUPRAPHON SU 3698-2 001)

CD1/モーツァルト/協奏曲集
1.歌劇「魔笛」序曲
2.ピアノ協奏曲第23番イ長調K488
3.ファゴット協奏曲変ロ長調K191
4.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
 ハリーナ・ツェルニー=ステファンスカ(ピアノ)
 カレル・ビドロ(ファゴット)
 ミロスラフ・シュテフェック(ホルン)
 カレル・アンチェル指揮
  チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
  録音 1960年6月24日(1)
      1955年8月29〜31日(2)
      1952年2月11&12日(3)
      1966年1月28日(4)
CD2/モーツァルト/協奏曲集
1.ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271
2.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
3.ピアノ協奏曲第23番イ長調K488
 フーゴー・シュトイラー(ピアノ)(1)
 ミロスラフ・シュテフェック(ホルン)(2)
ハリーナ・ツェルニー=ステファンスカ(ピアノ)(3)
  カレル・アンチェル指揮
   チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
  録音 1955年12月11&12日(1)
      1966年1月25&28日(2)
      1955年8月29〜31日(3)

 CD1はアンチェルの指揮したモーツァルトの協奏曲を集めたものです。ピアノ協奏曲とファゴット協奏曲はモノラル録音です。どちらも名演奏です。
シュテフェックのホルン協奏曲第3番は彼の唯一のソロ協奏曲と思います。その明るい音色はボヘミアのホルンの代表です。ヴィブラートのかかった独特のホルンはチェコ・フィルの伝統として受け継がれています。その巧みな演奏は常に安定した音量と柔らかさをもって聴かせます。そしてこの音はティルシャルに受け継がれていました。第1楽章を聴くと一瞬ティルシャルの演奏かと思うほど音色が似ています。またオリジナルのカデンツァが素晴らしい。第2楽章:ロマンスの柔らかな響きもきれいです。第3楽章:ロンドの演奏も見事です。この貴重な録音はホルン愛好者には忘れてはならないものの一つです。
 CD2もアンチェルの指揮したモーツァルトの協奏曲を集めたものです。2つのピアノ協奏曲はモノラル録音です。どちらも名演奏です。ツェルニー=ステファンスカはショパン・コンクール(1949年)の優勝者ですが、レパートリーは広くこのモーツァルトの協奏曲は感動的な演奏です。


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