シューマン/アダージョとアレグロ

ペール・ヤコブセン(1991)
CD(Kontra Punkt 32080)

シューマン/二重奏曲集
1.チェロとピアノのための
        民謡風の5つの小品Op102
2.オーボエとピアノのための3つのロマンスOp94
3.ホルンとピアノのためのアダージョとアレグロOp70
4.ピアノとヴィオラのための「おとぎの絵本」Op113
5.クラリネットとピアノのための幻想小曲集Op73

  キム・バク・ディニツェン(チェロ)(1)
  ビョルン・カール・ニールセン(オーボエ)(2)
  ペール・ヤコブセン(ホルン)(3)
  ティム・フレデリクセン(ヴィオラ)(4)
  ニールス・トムセン(クラリネット)(5)
  エリーサベト・ヴェステンホルツ(ピアノ)(1〜5)
  録音 1991年4月

 デンマークの演奏家たちによるシューマンの室内楽です。いずれも有名な曲ばかりです。
 「チェロとピアノのための民謡風の5つの小品」はチェロの小品の中でも有名です。この穏やかな演奏で聴くシューマンはなんともいえない魅力があります。なおファゴットやホルンでも演奏されます。
 オーボエの3つのロマンスはオーボエの作品の定番の名曲です。第1曲からオーボエの美しい響きが流れます。この作品もホルンやヴァイオリンで演奏されることがあります。
 ホルンの「アダージョとアレグロは定番中の定番ですがホルンの音域を低音から高音まで一杯に使い、しかもアダージョでは低音から高音まで一気に吹かせる難曲です。アレグロでは音の上下が激しくしかもスピードを要求するこれも難曲です。ヤコブセンはアダージョを透明感のある美しい響きで演奏しています。アルグロは勢いのある見事な演奏です。なおこの作品もチェロで演奏されることがあります。
 ピアノとヴィオラのための「おとぎの絵本」はヴィオラの作品として大変有名です。4つの小品で構成されています。フレデリクセンのヴィオラは良い響き、見事な演奏を聴かせてくれます。
 クラリネットの幻想小曲集は甘いクラリネットが魅力的です。3つの小品で構成されています。ヴァイオリンやチェロでも演奏されます。またホルンでもよく演奏されています。


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