シューベルト/流れの上で

グリゴリー・ハスティス(1991〜92)
CD(CRYSTAL RECORDS CD675)

狩猟家よ、獲物は何かね?
 1.シューベルト/流れの上でD.943
 2.ベルリオーズ/若いブルターニュ人の羊飼い
 3.ヴィンチェンツ・ラハナー/Waldhornruf
 4.イグナツ・ラハナー/Der Ungenannten
 5.フランツ・ラハナー/秋Op30
 6.W・フリーデマン・バッハ/アリア
 7.サイモン・サーゴン/狩猟家よ、獲物は何かね?
 8.     〃     /雪の中の後退
 9.R・シュトラウス/アルプホルン
10.ニコライ/ベルリーニの主題による協奏変奏曲

  ナンシー・ケイト(ソプラノ)
  グリゴリー・ハスティス(ホルン)
  サイモン・サーゴン(ピアノ)
  録音 1991〜92年頃

 このアルバムはシューベルトの名作から現代の作品まで演奏された珍しいものです。シューベルトの「流れの上で」は録音が多いのでなじみ深い曲です。ベルリオーズの作品はサザーランドとタックウェルの録音のあとにヴルコップ(アルト)&ノイキルヒャーそしてこのアルバムの録音と続きます。
 3人のラハナーは兄弟です。長男フランツは有名でたくさんの作品が残されています。またホルンのために「序奏とフーガ」を作曲していました。ソプラノ、ホルンとピアノの作品は5曲ほどが録音されています。次男イグナツと三男ヴィンチェンツの作品は珍しいです。
 W・フリーデマン・バッハのアリアは教会カンタータの中のアリアで、原曲はオルガンとホルン・オブリガート付のソプラノのための歌曲です。
 サイモン・サ−ゴンはアメリカの作曲家です。2つの作品は19世紀風の作品で狩のホルンをイメージしたロマン的な作品です。
 R・シュトラウスの「アルプホルン」はよく知られた作品で、タックウェルやヴラトコヴィチも録音していました。
 オットー・ニコライの協奏変奏曲は前半の主題がホルンのための曲で後半の変奏にソプラノの歌が入ります。最初はホルンのための作品かと思うほどに素晴らしい作品です。


トップへ
戻る
前へ
次へ