1980〜1999年の演奏

カルロ・マリア・ジュリーニ/ロサンゼルス・フィルハーモニック(1982)
CDーR(KAPELLMEISTER  kMS-008/9)2枚組

1.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
2.チャイコフスキー/交響曲第6番ロ短調Op74「悲愴」

  カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
   ロサンゼルス・フィルハーモニック
  録音 1982年5月21日ライヴ

 ジュリーニがロサンゼルス・フィルを率いて来日したときのライヴです。21日の演奏らしいですが、定かではありません。
 ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は速いテンポで第1楽章の勢いのある演奏は素晴らしいものです。音質が良ければよいのですがやや曇りがちです。第2楽章冒頭はきれいですが途中から音質の低下があります。演奏は流麗な素晴らしいものでした。第3楽章はホルンの主題の明るさフーガの流麗な演奏と生で聴いてみたいほどの素晴らしい演奏です。フィナーレも音質さえ良ければ申し分ありません。
 チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」はジュリーニが若いときから演奏していました。この演奏も非の打ち所がありません。なお第1楽章は冒頭から7分ほどがモノラル状態です。フィナーレの演奏は涙が出そうになるほど感動的でした。


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