1960〜1979年の演奏


ヤーノシュ・フェレンチーク/ハンガリー国立管弦楽団(1969)


CD1(レーザーライト NCD 15901)
 ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
  7:30/10:30/5:32/8:24
   (第1楽章リピート:原典版)
CD2(HUNGAROTON  HCD 41007)
 ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
  7:32/10:33/5:35/8:26
   (第1楽章リピート:原典版)
LP(Qualiton SHLX90020) 
 ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
   7:32/10:35/14:02
   (第1楽章リピート:原典版)

  ヤーノシュ・フェレンチーク指揮
    ハンガリー国立管弦楽団
    録音1969年

 私がフェレンチークのLPを買ったのは1974年5月でした。輸入盤を東京で買っています。CD1のレーザーライトは全曲廉価盤で発売されていました。ホームセンターでゲットしています。CDはLPと同じソースを使用しています。CD2は2007年になってフンガロトンが発売した全集です。
 フェレンチークはハンガリーの大指揮者です。ハンガリーのブダペスト出身の指揮者には、ショルティ、セル、ライナー、ケルテス、フリッチャイ、オーマンディ、ドラティという大指揮者がいますがみんな国外で活躍していました。戦乱から逃れて行ったのです。しかしフェレンチークは残ってずっとこのオケを指揮していました。名盤がたくさんあります。20世紀ではハンガリーのオーケストラでベートーヴェンの全集を録音したのは彼だけです。
 ベートーヴェンの交響曲第5番の演奏はとても重厚な響きで、勢いのある演奏です。ホルンが柔らかい音で響くのが特徴でしょう。第1楽章コーダ最後の運命の動機はしっかり強調しています。ティンパニの音が独特でした。全体としてとても聞きやすく、安心してベートーヴェンに浸れる演奏です。


トップへ
戻る
前へ
次へ