1960〜1979年の演奏


齋藤 秀雄指揮/日本フィルハーモニー交響楽団(1969)
DVD(EXTON OVBC−00011)

齋藤秀雄/歴史的映像集
1.チャイコフスキー/弦楽セレナード ハ長調Op48
2.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」

  齋藤 秀雄指揮
   日本フィルハーモニー交響楽団
   1968年9月30日(第165回定期)
   1969年9月16日(第184回定期)
    東京文化会館で収録(モノクロ映像)

 サイトウキネン・オーケストラといえば小澤征爾がチャイコフスキーの弦楽セレナードを演奏しましたが、師匠齋藤秀雄によるこの演奏こそ原点といえるでしょう。体を大きく動かし、腕の振りも大きい齋藤秀雄の指揮はまさに見せる指揮でしょう。その指揮棒から生まれる音楽の気高さは極上といえましょう。日本フィルの弦楽セクションが素晴らしい。
 ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は腕の一振りで一拍を示す鮮やかな指揮ぶりです。ホルンは4本で厚みのある響きを出しています。大変緊張感のある演奏で歴史に残る演奏です。フィナーレの圧倒的な演奏は感動します。なんといっても齋藤秀雄の指揮が映像で見られるのはありがたいことです。 


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