1980〜1999年の演奏
クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1990) |
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CD(BBC BBCL4158-2)
1.ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲
2.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(第1楽章リピート:原典版)
3. 〃 /「エグモント」序曲Op84
4. 〃 /交響曲第1番ハ長調Op21
クラウス・テンシュテット指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1990年8月30日(1&2)
1991年9月26日(3)
1989年12月14日(4)
ロイヤル・アルバート・ホール・ライヴ(1&2)
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴ(3&4)
テンシュテットがロンドン・フィルと残した貴重な録音です。「オベロン」序曲はホルン・ソロで始まる名曲です。完璧な演奏でした。
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は気迫に満ちた演奏です。第1楽章冒頭の抜群な響き、迫力十分のホルンと申し分ありません。展開部からオーボエのカデンツァまでの流麗な演奏、再現部のファゴットのファンファーレ、コーダまでの迫力ある演奏は素晴らしい。第2楽章の主題は低弦の厚みが素晴らしいものです。第3楽章のホルンの主題は力強くフーガの演奏も抜群です。フィナーレは厚みのある圧倒的な響きが素晴らしく、ホルンと木管の主題も厚みのある響きです。展開部の管楽器もきれいです。コーダのホルンの主題、そしてプレストから終結まで圧倒的な演奏です。
「エグモント」は悲劇的な響きをよく引き出しています。交響曲第1番は序奏で力みのない素晴らしい響きを出しています。フィナーレの序奏もセンス豊かです。気持ちの良い演奏でした。 |
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