モーツァルト/ホルン五重奏曲

ジェームズ・サマーヴィル(2006)
CD(BSO Classics 0601)

モーツァルト/室内楽作品集
1.クラリネット五重奏曲イ長調K581
2.ホルン五重奏曲変ホ長調K407
3.オーボエ四重奏曲ヘ長調K370
4.フルート四重奏曲イ長調K298

 ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレイヤーズ
  ウィリアム・R・ハジンズ(クラリネット)(1)
  ジェームズ・サマーヴィル(ホルン)(2)
  ジョン・フェリロ(オーボエ)(3)
  エリザベス・ロウエ(フルート)(4)
  キャシー・バスラク(ヴィオラ)(2)
  録音 2006年5月8〜13日  

   ボストン・シンフォニー・チェンバー・プレイヤーズによるモーツァルトの室内楽名曲集です。
  「クラリネット五重奏曲イ長調」はモーツァルトの最高傑作と言ってよいほどの傑作です。モーツァルトの天国的な美しさと音楽が詰まっています。名手ハジンスの甘い響きが素晴らしく、全楽章聞きほれてしまいます。
  「ホルン五重奏曲変ホ長調」はモーツァルトがロイトゲープのために書いた室内楽版のホルン協奏曲といってもよいほどの傑作です。サマーヴィルのホルンはレガートのきれいな演奏で魅力的な響きです。ボストンの弦楽の響きも透明感豊かで素晴らしいものです。第2楽章:アンダンテの流麗な演奏も絶品です。第3楽章の軽やかな演奏も抜群で短いカデンツァが挿入されています。
  「オーボエ四重奏曲ヘ長調」はオーボエ作品の代表的な名曲です。3つの楽章で構成されています。ジョン・フェリロのオーボエの美しさが冴えます。
  「フルート四重奏曲イ長調」は4つのフルート四重奏曲の第4番になります。第1楽章「主題と変奏曲」は穏やかな主題と続くヴァリエーションが素晴らしい作品でヴァイオリンの変奏曲がフルートを差し置いて演奏されます。第2楽章:メヌエット、第3楽章;ロンドとフルートの美しい響きがたっぷりと楽しめる名演奏です。


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