モーツァルト/ホルン五重奏曲

スティーヴン・スターリング(2006)
CD(Deux-Elles DXL1122)

1.R・シュトラウス〜ハーゼネール編
   もうひとりのティル・オイレンシュピーゲル
2.グラズノフ/牧歌
3.モーツァルト/ホルン五重奏曲変ホ長調K407
4.ケックラン/4つの小品
5.ニールセン/軽快なセレナード
6.プーランク/ホルン、トランペットとトロンボーン
           のためのソナタ
  フィボナッチ・セクエンス
  スティーヴン・スターリング(ホルン)(1〜6)
  ジャック・リーベック(ヴァイオリン)
  ミラ・クーパー(ヴァイオリン&ヴィオラ)
  井上 祐子(ヴィオラ)
  ベンジャミン・Hughes(チェロ)
  エードリアン・ブラッドブリー(チェロ)
  ダンカン・マックタイア(コントラバス)
  ジュリアン・ファーレル(クラリネット)
  リチャード・スキンナー(ファゴット)
  ポール・アーチバルド(トランペット)
  エミリー・ホワイト(トロンボーン)
  キャスロン・スターロック(ピアノ)
    録音 2006年7月

 この室内アンサンブルの名前がフィボナッチ・セクエンス(フィボナッチ数列)というのにはまずびっくりです。意味があってのことでしょう。どのような組み合わせにも可能ということもあるでしょう。
 ハーゼネール編曲の「もうひとりのティル・オイレンシュピーゲル」はかつてベルリン・フィル八重奏団の録音が知られていました。この演奏もなかなか素晴らしいです。ヴァイオリン、コントラバス、クラリネット、ファゴットとホルンの五重奏です。(この演奏は5人ですが、チェロが入ることもあります。)
 グラズノフの「牧歌」はホルンと弦楽四重奏です。これは名曲です。モーツァルトの五重奏曲はスターリングのホルンがきれいです。彼はホルン協奏曲全集も録音しています。
 ケックランの「4つの小品」はホルン、ヴァイオリンとピアノのための作品です。他にタックウェルの録音があります。
 ニールセンの「軽快なセレナード」はホルン、クラリネット、ファゴット、チェロとコントラバスの五重奏のための作品。大変楽しい曲です。
 最後のプーランク「ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ」はプーランクの名作です。金管アンサンブルのバイブルでしょう。これも見事な演奏でした。


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