モーツァルト/ホルン協奏曲

1番/ラデク・バボラーク(2006)
BD(EUROARTS 2055304)

バレンボイム/モーツァルト演奏会
1.交響曲第35番ニ長調K385「ハフナー」
2.ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
3.ホルン協奏曲第1番二長調K412&514
4.交響曲第36番ハ長調K425「リンツ」

  ラデク・バボラーク(ホルン)(3)
  ダニエル・バレンボイム指揮&ピアノ(2)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  録音 2006年5月1日
   プラハ/エステート劇場ライヴ

 バレンボイム率いるベルリン・フィルハーモニーのヨーロッパ公演の録画です。ブルーレイディスクは解像度が高いので大変きれいな映像です。 
 交響曲第35番ニ長調「ハフナー」はベルリン・フィルの緻密な演奏が素晴らしいものです。フルートのパユ、ホルンのバボラークの顔が見えます。
 ピアノ協奏曲第22番変ホ長調はバレンボイムがピアノを弾きながら指揮をしています。バレンボイムはイギリス室内管弦楽団とベルリン・フィルを指揮して2度モーツァルトのピアノ協奏曲全集を録音しました。この演奏はバレンボイムにはお手の物でしょう。スコアなしの暗譜で演奏と指揮をしています。さすがにバレンボイムのピアノは素晴らしいものです。
 ホルン協奏曲第1番バボラークお得意のモーツァルトです。やや速めの第1楽章は流れるようなホルンの演奏です。オーケストラも勢いがあります。なぜか楽しそうに演奏しています。これがモーツァルトでしょう。第2楽章はジェスマイヤー版ですが、こちらも流麗な演奏です。バボラークは水戸室内管弦楽団とも共演して全曲の録音がありますが、ベルリン・フィルでは唯一の録音でした。なおバボラークはこの日のプログラムのすべてでホルンを吹いています。
 交響曲第36番ハ長調「リンツ」は緊張感を持って素晴らしい演奏になっています。この演奏では弦が3プルトの小編成ですが響きの良さはベルリン・フィルならではのものです。


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