1980〜1999年の演奏
コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)(1998)(リスト編) |
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CD(NAXOS 8.550457)
1.ベートーヴェン/交響曲第2番ニ長調Op36
2. 〃 /交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(以上リスト編)
コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)
録音 1998年4月27&28日
リストはベートーヴェンの交響曲全曲をピアノ用に編曲しました。それはグレン・グールドが運命を録音して一般に知られるようになりました。全曲の録音はカツァリスが80年代に完成しています。このシチェルバコフはそれに次ぐ録音でした。シチェルバコフは1983年の第1回ラフマニノフ・コンクールの優勝者です。
交響曲第2番の演奏は力強い響きを出しています。第2楽章の美しさと荘厳な響きを出しています。フィナーレの響きのよさも素晴らしく、まさにベート−ヴェンのピアノ音楽です。
交響曲第5番「運命」冒頭はグールドを思わせる力強い響きと速いテンポが印象的です。第2楽章は通常のテンポで弱奏のピアノの美しさを表現しています。強奏部分ではハンマークラヴィアのようです。第3楽章も同様で通常のテンポです。フーガの演奏は素晴らしいものです。フィナーレは荘重な響きでベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴くような楽しさがあります。 |
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