1960〜1979年の演奏


レナード・バ−ンスタイン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1977)
CD−R(FKM FKM−CDR−24/5)

1.ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第14番
         嬰ハ短調Op131(弦楽合奏版)
2.   〃   /交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
  8:32/10:32/5:18/11:22(35分44秒)
    (第1楽章、第4楽章リピート:原典版)

  レナード・バ−ンスタイン指揮
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音 1977年8月30日
     ザルツブルク祝祭大劇場ライヴ

 バーンスタインがウィーン・フィルを指揮したベートーヴェンの交響曲全集は1977年9月から録音が始まりましたがこのザルツブルクの「運命」はそれに先だって演奏されました。この日は弦楽四重奏曲第14番の弦楽合奏と共に演奏されています。弦楽四重奏曲第14番の弦楽アンサンブルの素晴らしさはいうまでもないでしょう。
 交響曲第5番「運命」はゆったりとしたテンポで始まる第1楽章が重々しい響きで感動します。ウィンナホルンのファンファーレもきれいです。テンポはニューヨーク盤とほぼ同じですが、ウィーン・フィルの響きは全く違います。管楽器と弦楽器の厚みのある響きは凄いです。第2楽章の美しさは絶品です。木管四重奏の美しい響きはホール一杯にに響き渡ります。第3楽章の序奏の優雅な響きはたまりません。ホルンの主題は華やかで厚みがあります。フーガの演奏も素晴らしく低弦の大活躍があります。フィナーレは完璧な響きで重厚で管楽器の響きも抜群です。リピートがありますがそれにしてもウィーン・フィルのベートーヴェンはどうしてこんなに良いのでしょうか。伝統の響きなのでしょう。再現部からコーダの圧倒的な演奏は感動的です。


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