1960〜1979年の演奏
カール・ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1966) |
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CD−R(VIBRATO VHL24)
1.ベートーヴェン/序曲「コリオラン」Op62
2. 〃 /交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(7:58/10:09/5:43/8:11)
(第1楽章リピート:ワインガルトナー版)
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1966年5月22日ライヴ録音(モノラル)
ベームが71歳の時の演奏です。この録音は音源の状態があまりよくありません。ところどころノイズが入ります。コリオランは良いのですが「運命」はこもった音質で惜しいです。しかしながらこの演奏の凄さは伝わってきます。コリオランの切れのよい演奏は凄いとしかいえません。
交響曲第5番「運命」は聞き進むうちに慣れてきますが、その演奏はやはりベームとウィーン・フィルの呼吸のあった素晴らしいものです。運命の主題は厚みがありフェルマータも長めです。ホルンのファンファーレはウィンナホルンがきれいです。再現部のファゴットのファンファーレはホルンが吹いています。第2楽章はゆったりとしたテンポで歌います。木管四重奏はウィーン・フィル独特の響きがあります。第3楽章の序奏はリタルダンド、ホルンの主題といい流れがあります。フーガは低弦がこもったような響きでもったいないですが演奏は素晴らしい。フィナーレの演奏は冒頭からノイズが入って残念ですが、重厚な響きの演奏はさすがです。展開部の金管は凄いです。第3楽章の回帰もノイズがなければいいのですが惜しいです。再現部からコーダまであっという間です。ノイズがなければ良い演奏でした。しかしながら貴重なライヴでした。 |
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