1960〜1979年の演奏
コンスタンチン・イワーノフ/モスクワ放送交響楽団(1973) |
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CD(VEHEЦИЯ CDVE-04239)
1.ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
(第1楽章リピート:ワインガルトナー版)
2. 〃 /序曲「レオノーレ」第3番Op72b
3. 〃 /「エグモント」序曲Op84
コンスタンチン・イワーノフ指揮(1&2)
ボリス・ハイキン指揮(3)
モスクワ放送交響楽団(1)
ソビエト国立交響楽団(2)
ボリショイ劇場管弦楽団(3)
録音 1973年ステレオ録音(1)
1952年モノラル録音(2)
1962年ステレオ録音(3)
イワーノフはメロディアにベートーヴェンの「英雄交響曲」も録音していました。オーケストラはソビエト国立交響楽団でした。
交響曲第5番「運命」はモスクワ放送交響楽団の演奏です。第1楽章は速いテンポで厚い響きですがトランペットのパワー炸裂で響きが面白いです。ホルンのファンファーレは力強いです。展開部もかなりの爆演に近いです。いわばチャイコフスキー風のベートーヴェンのようにも感じます。再現部のファゴットのファンファーレはホルンが吹いています。コーダへの熱い演奏はロシア的といっても良いかもしれません。第2楽章は速めのアンダンテです。行進曲風の演奏といっては言い過ぎかもしれませんが面白い演奏です。第3楽章は序奏でホルンの主題の前に間をおいています。ホルンは明るいです。フーガの演奏は弦楽の厚みが素晴らしいです。フィナーレは重厚な響きですがここもトランペットの炸裂です。ホルンと木管の主題は厚い響きです。展開部はかなりのロシア的な響きになっています。再現部は大音量で驚きます。コーダではホルンの主題のあとにピッコロの大きな響きが目立ちます。プレストからのパワフルな演奏は圧倒的です。
「レオノーレ」第3番はソビエト国立交響楽団の演奏です。こちらは弦楽の厚みがあり好印象を受けました。「エグモント」はボリス・ハイキンの貴重な録音です。ボリショイ劇場管弦楽団の演奏は中間部のパワーあふれる演奏が凄いです。 |
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