2000年代の演奏

クンテセンス・サキソフォン五重奏団(2002)
CD(cpo 999 861−2)

サキソフォン五重奏によるベートーヴェン
1.序曲「コリオラン」Op62
2.「ルールブリタニア」による変奏曲
3.交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
4.歓喜の歌
  (ウリ・レッターマン編)  
 クンテセンス・サキソフォン五重奏団
  録音2002年1月25〜27日

 クンテセンス・サキソフォン・クインテットはドイツの団体で1993年に結成されました。ジャズミュージシャンゆえにこのベートーヴェンはオリジナル曲のアレンジと挿入されるジャズアレンジが混在して大変面白いです。純粋にベートーヴェンを聴くには無理がありますが、ソプラノ・サックス、アルト・サックス、2本のテナー・サックスそしてバリトンサックスの五重奏は高音から重低音までカバーしており、大変素晴らしいベートーヴェンになっています。
「コリオラン」の冒頭を聴くと、これは面白そうだと思うでしょう。「運命」はどの楽章も主題を大事にしており脱線はほとんどありません。管楽器ファンやサックス・ファンだけでなくベートーヴェン・ファンも楽しめるでしょう。


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